学生時代にスポーツの練習をしたことがある人なら、スポーツの練習が
1.スポーツそのものの練習 2.基礎体力をつける練習
の 二本立てになっていたのを記憶していることと思います。
分解して考えると
1.基礎
*体力(持久力)をつける
*必要な範囲の柔軟性をつける
*パワー(筋力)をつける
*からだのゆがみをとっていく
etc2.スポーツそのものの練習
という感じです。
一見、スポーツそのものの練習だけしていたほうが楽しそうです。が、実はそうでもありません。人間の体というのはなかなか思い通りに動いてくれるものでもないからです。
ところが、少し筋力をUPさせたり、身体のゆがみをとったり、そうした基礎的なアプローチを行っていくと、ある日突然、体が以前よりもスムーズに動くようにしまい、スポーツが面白くなってきてしまうのです。
整理すると
「壁に当たる→基礎力をつける修行をする→壁を突き抜ける」
というストーリーになります。
スポーツでなくても、全てのことにこれと同じ要素があります。壁にあたった時は、基礎訓練と実践のバランスがとれているかを見直してみましょう。基礎と実践のバランスがとれていると、順調にレベルアップしていきます。
パソコンを使うことなら、意外と見落とされがちな基礎連は、「ショートカットキーの暗記」(Ctrl+C でコピーみたいなもの)や「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」です。私自身、親指シフトという入力方法を1ヶ月くらいかけて覚えて以来、パソコンでの文書作成は飛躍的にらくらくになったことがあります。
スポーツ選手でも、プロ野球選手が古武道のトレーニングを活用したりする事例があります。この場合、古武道のトレーニングが野球という実践に対する基礎練習になるわけです。