昔の日本酒は劇甘だった? 通販で買える 奈良時代のお酒・平安時代のお酒・江戸時代のお酒

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昔のお酒を復刻したもので、ネットで買えるものを集めてみました。サイトによっては予約販売だったりしますが、面白そうなものがあったら試してみてください。おどろきの味だと思います。(2017年10月時点の情報です。在庫切れの場合は製造元へ直接問い合わせてみてください)

奈良時代の酒を再現

長屋王(飛鳥時代・奈良時代の有力者)の木簡に掲載されていたお酒のレシピを参考に つくられたという酒があります。山鶴醸造元 株式会社 中本酒造店による再現です。

特徴を一言で言うと「非常に甘い」らしいです。

nagayaou

(画像引用元 https://yamaturu.com/news?wid=395 より)

>>長屋王時代のお酒(復刻)を見てみる

平安時代のお酒の現代版

貴醸酒というものが存在します。こちらは、華鳩酒造のものを飲んでみた感想を。いい感じに甘く、色は琥珀色で、非常に美味しいお酒でした。熟成させると味わいが増すという興味深い性質を持ちます。

華鳩酒造の貴醸酒

味や香りはもちろん全然違うのですが、雰囲気という意味ではマンハッタン(ウイスキーベースカクテル)と立位置が近いかもしれません。

貴醸酒は、もともと国賓をもてなす場でワインやシャンパンの代わりになる国産高級酒をという意図で開発されたものですが、結果として延喜式に記録された製法(平安期の製法)に近くなったという面白い開発ストーリーをもつお酒です。

現代の普通の日本酒が水で酒をしこむのに対して、酒で酒を仕込んでいるのが特徴です。

>>amazonで貴醸酒(平安の味)を見てみる

室町時代のお酒を再現したもの

隠岐酒造というところが再現を試みたようです。酒造に電話して買うか、47clubというサイトから購入できるようです。これも超甘口らしいです。

>>室町な日本酒を見てみる

江戸時代のお酒を再現したもの

飲んだ人の記事を、一行要約すると「3倍に割って飲むとグイグイいける。そのまま飲むと醤油に近いので注意」とのことです。江戸時代は日本酒も水割りで飲んでいたらしいです。ずっと甘口できたのが、江戸に入ると醤油になるのが面白いです。

若林酒造(島根県大田市温泉津) 開春 28BY生もと木桶仕込 寛文の雫 1800ml (米村本店)

>>江戸な日本酒を見てみる

おまけ 口噛み酒の再現品もどき

アニメ「君の名は」で有名になった口噛み酒のもどきです。中身は普通の現代の日本酒ですが、「君の名は」で出てくるような瓶子に入っているものが販売されています。

聖地の酒 渡辺酒造

>>「君の名は」な日本酒を見てみる

まとめ

各時代のお酒を再現したものやテイストが近くなったものが売っているので、家飲みの時によいかもしれません。あるいは持ち込みOKなレストランに持ち込むという発想もあります。華鳩の貴醸酒で20年熟成だったか30年熟成だったかをはじめて飲んだ時は、「これ?日本酒?貴腐ワイン?(異世界の味だけど)美味しい!」と概念を覆されました。

昔のお酒は、そもそも「これ、日本酒ですか?」というレベルでテイストが違うので、「(お酒は好きだけど)日本酒はちょっと・・・」という人に実験的に飲んでもらって反応を見るのも面白いかもしれません。

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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