競馬文脈からの言い回しで「イクリプス(固有名詞、馬の名前)が一着で他はどこにもいない」という意味です。ウマ娘というアニメで生徒会長室に掲げられているのを見て知りました。
これ、最初に競馬の文脈に由来すると知らずに読もうとしてしまい
「触(日食とか月食)が第一、休息せよ、今ここで」
と読んでしまって、「錬金術??意味不明??」だよねーって思ってしまいました。
誤読ポイントは、
1.競馬文脈(レースとかスポーツの文脈)の格言と思わずに読んでしまった
2.Eclipseは英語や仏語などで「触」の意味ですが、この場合は固有名詞で馬の名前だった
3.restは休息ではなく、残りのほうの意味だった
4.now-here ではなく no-where だった(rest=休息と読んでしまったので、”Be here now”みたいなヨガや瞑想や仏教などの文脈の英語が連想されてしまった)
です。
Eclipseはよくネーミングされる言葉なので、ITな人だとJAVAの開発環境という話が先に出てくるかもしれませんね。「Eclipse(日食や月食)」ってネーミングとして少し楽しさがある言葉なので、馬主もプログラマーも使ってみたくなる人がいるのかもしれません。スマホや時計の名前であってもおかしくなさそうです。
日食月食は「一時的に姿を消す」という現象です。ここから、Eclipseという言葉には「点滅」「消えたり現れたり」みたいな意味もあるようです。馬のネーミングをした人はその辺をイメージして馬に「食(Eclipse)」とつけたのかもしれません。「消えたり、現れたり。自在に駆け抜ける。」みたいなところで。
馬のEcpliseは18世紀イギリスの馬ですが、「あまりにも早くて競争相手がいなくなった」というレベルだったとか。日食の日に生まれたのでEclipseと名付けられたそうです。
最初に解読する文脈を間違えるとそこから先が全部こけるので、人間の言語は難しいです。