対人ストレスを一気に減らす方法

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これは、人を見て法を説け(ブッダ)という話を地味に実践できると劇的に楽になります。相手によって、言う中身は変えずに言い方を工夫しようということです。今回は2タイプの人達に関して考察します。

パターン1 感情の交流重視な人と話す場合

「感情的に調和した人間関係の中ですごしたい」という欲求が最優先の人たちがいます。会話スタイルでいうと「9割は中身のない話。最後に1割だけ本題」みたいなのが好きな人たちです。目的のない雑談的な会話は得意ですが、テーマ性の高い対話は必ずしも得意ではありません。女性に多いタイプですが、男性でもわりといます。

このタイプを女学生タイプと仮に名づけましょう。

女学生タイプの人たちは、「感情面の交流」「人間関係の充実」といったものの重要度がとても高いです。なので、この人たちとの会話で違和感を感じたら、感情面でノリをあわせる、という視点が大事になります。

例えば、別に思ってなくても「すごーい!」と言う、別に共感してなくても「わかります」と言う的な話です。実際に共感していることは必ずしも必須ではありません。単純に、相手の世界の言語で相づちをうとうという話になります。

なお、このタイプの人達と付き合う時の注意事項として、「わかります」と言われても、感情的な共感はされていても、内容の理解は全くされてないことがあります。その辺は、冷静に観察することも大切です。

パターン2 計画性や合理性が重要な人と話す場合

感情的な共感よりも、「計画的・合理的に物事を進めたい」という欲求が優先の人たちもいます。仕事の会話の中身は「9割 要件 雑談はあくまでおまけ」を好む人たちです。目的のある会話はエンドレスで続くけど、目的のない雑談はそんなに得意ではない人達です。

この人たちは友達同士のメールも用件のみが楽しい、というノリになります

「2月2日19時-22時 新宿 ○○ これる?
メンバー:いつものメンツ 会費:5000円(飲み放題込)
店の地図:URL」

「OK」 or  「無理」

こうした無駄のないやり取りこそ楽しいと感じる人たちです。休む時も予定表に「15時~17時 1人で何もしない時間」といれるようなタイプです。男性に多いタイプですが、女性でも結構います。

このタイプを仕事人タイプと仮に名づけましょう。

このタイプの人たちは、「合理的に計画が達成されていくこと」「効率的に仕事をすること」の重要度がとても高いです。なので、この人たちとの関係で違和感を感じたら、思考面でノリをあわせる、という視点が大事になります。

具体的には「計画や段取りや目的をまず最初に確認する」「結論から簡潔に話す」などです。ちなみに、恋愛相手がこのタイプの場合、デートでも最初に行程表をきっちり出させるなり、今日の計画を1日の最初にさくっと説明させましょう。

まとめ

要は、相手の優先度が高いことにあわせた表現を使おうという話です。相手の中で優先度が高い欲求に応じて「(内容は変えずに)言い方は工夫する」というのができれば、対人関係的なストレスはかなり軽減されていくことになります。

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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