ZOOMのTV会議で、自宅から参加できるのはいいけど自宅の部屋が背景ですっぴんで写るのはつらい、という場合、クロマキー背景を使う方法があります。さらに顔を軽くメイクするかのような機能までありましたので紹介しておきます。
すっぴん補正機能まであるZOOM
最初にすっぴん補正な機能に関して言うと、標準機能で【外見を補正する】という機能があります。お肌の雰囲気が、すっぴんでも薄くメイクをかけたかのようになります。徹夜明けでも、温泉から上がったあとのようにすっきりした感じになると言ってもウソにはならないレベルでしっかり塗ってくれます。
使い方は、ビデオの開始アイコンの右矢印から「ビデオ設定」を選択して、「外見を補正する」にチェックをいれるだけです。
ビデオの開始アイコン→右矢印→「ビデオ設定」→「外見を補正するにチェック」としたあと、その場で自分の顔をカメラに写して確認することができます。(画像では茶色に塗りつぶしてある部分に映像がでます)
これで深夜早朝の海外との会議でもすっぴんで大丈夫になるかもしれません。
とはいえ、肌全体は薄く塗ってはくれますが、眼を大きくするとか、眉毛を描いてくれるとか、その辺の機能はありません。とはいえ補正のレベルはちょっと便利かもというレベルですのでぜひ確かめてみてください。
クロマキーで仮想背景を合成!
さらにZOOMの標準機能で、仮想背景をつくることもできます。TV番組みたいに、自分の背景を自分で選んだ写真にすることができます。これは、ビデオの開始アイコン→「ビデオの設定」→「ビデオの背景」です。
ここで、デフォルトで橋の写真とかあるので、試しに押してみるといいと思います。
画像サイズは特に画面に書いてなかったのですが、16:9にしておけばわりとキレイにはまります。素材サイトなどからプレビューをとってきてはめてみて、きれいにはまったら購入するという発想もありでしょう。
ただ、自分の背景にグリーンのクロマキーの布をおかないと実際にはキレイには反映されません。この布やスタンドは、アマゾンで数千円で買うことができます。
仮想背景に必要なアイテム
クロマキー用のグリーンの布
布のスタンド
スチームアイロン(もしくは低温アイロン)
くらいです。
布に関しては、低温アイロンがけもしくはスチームアイロンでしわ伸ばしという一手間は必要になります。しないと、カーテンっぽく背景にしわがつきますので。
アイロンはたくさんありますが、意外と楽なのでおすすめなのは、この手のスチームアイロンです。T-fal(タンク容量200ml)
国内メーカーがいい人はパナソニック(タンク容量50ml)もありますが、カーテンのたぐいもかける場合は大容量のほうが楽なので、イチオシはt-falです。
仮想背景用のアイテムまとめ
クロマキー用のグリーンの布
布のスタンド
スチームアイロン(もしくは低温アイロン)
まとめ
ZOOMというTV会議システムですが、SKYPEに引き続いて爆発的に流行る予感があります。安定性という意味に加えて、この辺の自宅からTV会議に参加したいという参加者にも配慮したかゆいところに手の届く機能はちょっと感動的です。
なお、クロマキー合成での仮想背景の注意点として「背景布のグリーン」と全く同じ色の服を着てしまうと、服に背景が投射されてしまい、「透明マント?」みたいなことになってしまいますのでそこだけご注意ください。