枯山水 日本庭園を造るボードゲームを体験してきました

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一部で話題になっていた枯山水というボードゲームを体験してきました。左脳も右脳も脳みそフル回転で楽しめるすごいゲームでした。ゲーム後に、実際の石庭の写真を見てみたのですが、たった90分のゲームで【神社仏閣の石庭を見る目】が劇的に変わります。神社仏閣に興味がある人なら、投資する価値は非常に高いゲームだと思います。

早速ゲームの実況中継的に進めると、まず、箱はこんな感じです。顔が出ている人は夢窓疎石(室町時代の禅僧)らしいです。

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あけると、石庭ゲームですので石がたくさん。この石がかなりのリアリティーです。
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そして、石を置くボードもあります。

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あと、実はこのボードの上に砂紋のパネルを、ランダムに1枚引いて、ルールに従っておいていくことになります。

そして、石たちを、このボードの上に置いていって石庭を作るのですが、完全に好きにおけるわけではありません。ゲーム内のポイントである「徳」をためること、徳のレベルに応じて「石の種類」と「石の配置する場所」の自由度が上がっていくという仕組みになっていきます。

好きな石を選んで好きな場所に置きたい場合は、徳をMAXまで貯める必要があります(笑)

で、プレイ風景(終盤)です。
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真ん中のボードに丸い円のコマがありますが、これが徳のポイント数を表すコマとなります。自分の順番の時に「座禅をする」を選んだり、札を「譲渡する」などのアクションをすると、これが先へ進んでいき、徳を積んでいくことができます。

ゲーム内では色々と細かいルールがあるのですが、このルールが石庭というものを理解するためにいい感じに作られていて、プレイ前は「ややこしいなあ」と思ったのですが、プレイ後は「すごいオモシロくてよくできたルールだ」と感動しました。

で、ゲーム終了すると、こんな石庭が出来上がります。(これは筆者のもの。うまい具合に模様がそろいました)

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ところで、なぜ、このゲームで石庭を見る目が劇的に変わるかというと、このゲームは石庭を作るゲームだからです。

なんでもそうなのですが、作る側の立場をカンタンにでも体験すると、理解力が数段変わります。

たとえば、ホームページも、全く作ったことがない人だと制作会社やデザイナーに注文をする時もなかなか思ったように発注することができません。自分の思いを言語や図にすることがうまくできないのです。

ところが、趣味的にでも作ったことがあると、作る側の思考回路がある程度は分かるようになるので、自分の思いを言葉や絵にする力が全然変わってきます。つまり思った通りのものを発注するスキルが身についてきます。

この意味で、プロレベルで極めなくてもなんでも作ってみる経験をしておく、というのは実は色々と役に立つ発想なのです。よく、不得意なことは人に任せれば良いという話があります。ただそれをやるためには、任せるスキルというものが必要で、触ったことくらいはあったほうが何かと有利なのです。

なので、何かのシュミレーションができるゲームというのはすごくオモシロイのです。

 

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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