柳は緑 花は紅 (やなぎはみどり。はなはくれない)
これは禅で使われる表現の一つで、春の自然風景をそのままうたったものです。
柳は緑色。花は紅色。
緑色の柳はピンク色の花になりたいとは思わないし、ピンク色の花も緑色の柳になりたいとは思わない。別にどちらがえらいということはない、あるがままでよい、というのがよくある解釈です。
人間の本物の個性は無理に出そうとしなくても自然にでてきます。自然に内側からでてくるものを止めないことはとても大切です。(多くの人は、自分の内側からやってくる声を無視してしまっています)
ただ、無理やりに理想の自分になろうとする必要はありません。個性というのは出そうとしなくても嫌でもあふれ出てくるものなのです。むしろ「普通にふるまっている」なかで出てくる個性のほうがユニークです。あなたの「ふつう」はそのままで既に誰かの「すごい」なのです。
※みんなが違う存在だから、ビジネスや恋愛というものが成り立つわけです。美女と野獣はお互いに自分にないものを持っているから惹かれあうわけで。