幼少期より、ドラえもんや三国志(マンガ)などと並んで古事記(現代語版)やガリア戦記なども置いてある本棚のある家庭で育つ。成長後、「みんな意外と歴史に興味がないこと」にゆるいカルチャーショックを受ける。
タロットカード・オラクルカード・教育カード・プレイングカードなど、カード類を中心に大人の高等遊具の企画・開発を実施中。
春は仏。ボドゲとリアルで枯山水庭園の導く不思議の世界に遊ぶ。
夏は歴史。繰り返すけど繰り返さない、人類社会の周期性に驚く。
秋は数学。あらゆる波をサインとコサインの組み合わせで表すシンプル思考に感動。
冬は料理。圧力鍋でショートカットして美味しく作る。
和デザインを企画する時は、信長・秀吉を打倒すべしとしてしまい、無駄に悩みを深くしていることも。
好きな言葉「かわいいは正義、おもしろいは大義。」
嫌いな言葉「空気の支配」
メッセージ
「右手に論語、左手にソロバン」という大正時代の実業家の言葉がありますが、「精神性、歴史、文化、あそび」と「お金、商業、国際的な経済活動」、これはどちらも大切な価値であると感じています。
例えば、京都にはとても素晴らしい枯山水庭園が多くあります。が、それらは運営している母体にお金を集める経済的な力があるからこそ維持できているのであって、「あそびや文化や祈り」は金銭と無縁でいられることはありません。
一方でお金には「全てを文脈から切り離してただの数字にしてしまう」という残酷な平等性があるので、「大切なものは、大切だから大切なのである」というある種の神聖性の大切さというものも強く感じています。
普遍的な正義にはそれなりの強い力があります。ただ、それを使って徹底的に破壊すべきものもあれば、「ダメなものはダメ。いいものはいい。」と無条件に守るべきものもあります。そのあたりの見極めをきちんとする必要があるということです。
グローバルな世界とのつながりが当たり前の日常になる中で、「日本人ならではの強み」はどこにあるのかと考えた時に、(現代とは色んな意味で異世界な)古い時代の文化的遺産を活用できるようになることは必須と考えており、「日本文化の土台にある感覚を、ライトな感覚で学べてしまう入口」を作ることが大事であると考えています。