書見台、マイナーアイテムですが、全ての読書家に自信をもっておすすめしたいアイテムです。この気jでは、ブックスタンドや書見台をお探しの人に向けて、手持ちの本に丁度いいスタンド(見台)を選ぶ参考に作っています。
本のサイズにも色々ある
ブックスタンドは使いだしたらやめられないとても便利なアイテムです。読書生活を劇的に変えてくれる可能性があります。ただ、問題としてオールサイズに対応する書見台はあまりないことがあります。
本のサイズというのは
文庫
新書
コミック
四六判
B5判
A4などの大型本(美術本や写真集的な本)
とかなり多種多様だからです。
この記事では実験した5機種をもとに、いくつかのサイズごとに書見台を推薦します。なお、本のサイズ感は多様なので、手もとにある1冊で試した結果をもとにしたレビューとなっています点をあらかじめご了承ください。
今回試してみた五機種
actto BST-02 ブックスタンド (1000円台)
レイメイ藤井 ブックスタンド ブックメイト ブラック BM201B (1000円台)
OOWOLF ブックスタンド 書見台 (5000円~6000円前後)
ISSEKI プラット 書見台 幅19cm (定価 5980円)
豊岡クラフト 格子書見台 sc05 (定価 7140円)
※豊岡クラフトは、丸善からも「森林楽」という名前でこちらのOEM品が出ています。中身は同じです。丸善ファンは丸善から買いましょう。
※ISSEKIは楽天スーパーセールなどで安くなることもあるようです
(比較ポイント)ページ押さえのカタチに注目せよ
本を読む時に人間が手で持つと、両手で本の横を持っていることがわりとあると思います。本を押さえる位置がどうなっているかで、ブックスタンドの使い勝手はだいぶ変わります。
人間の手にかなり近い支え方なのが、OOWOLF ブックスタンドで、左右方向から本を押さえてくれる仕組みです。本の左右の端にがっつり内容がはいっていなければ、ブックスタンドのページ押さえのせいで内容が読みにくくなることがなく、その点で非常に優秀です。
actto・ISSEKI・レイメイ藤井のスタンドは、本の下部の左右に押さえ棒があってそれで押さえるような仕組みになっています。ページの最下部に注釈などが色々は行っている本だと棒で隠されてしまうのがやや難です。ただ、ページの最下部にある程度の余白がある書籍ならたいてい問題なく使えます。
豊岡クラフトは、本を開いた時の中央下部にのみにページ押さえがあります。見た目はスッキリしてよいのですが、机の上に平置きした時にパタンと開かないタイプの本を読む場合、このスタンドは非常に使いにくいと思います。ただ、別でページを押さえる物を使えば、多少は重ための本に耐えられそうな頑丈さはあります。
高さ調整ができるかも注目
特にパソコンの隣に置いて使う場合は「高さ調整できるか」もわりと重要ポイントです。厚い資料を見ながらパソコンで何かやるような場合は「高さ調整あり」のものを選ぶとよいと思います。
一番万能に近いもの
OOWOLF ブックスタンド 書見台
本を置く部分はそれほどカッチリはしていないので耐久性には若干の不安はあるものの、文庫~A4まで、カバー範囲の広さではイチオシです。また、高さ調整ができるのも地味に便利です。自分の見やすい位置に置くことができます。
文庫にあう書見台
<OK>
OOWOLF ブックスタンド 書見台 (5000円~6000円前後)
角川ソフィア文庫で実験しましたが、これは他の4機種は全てNGでした。
新書にあう書見台
<OK>
OOWOLF ブックスタンド 書見台
岩波新書で実験。新書も意外に丁度いいものが少ないという結果に。
A5判(厚め)にあう書見台
創元社の「エッセンシャル・ユング」で実験。
<OK>
OOWOLF ブックスタンド 書見台 (5000円~6000円前後)
ISSEKI プラット 書見台 幅19cm (定価 5980円)
<NG>
豊岡クラフト 格子書見台 sc05 (定価 7140円)
レイメイ藤井 ブックスタンド ブックメイト ブラック BM201B (1000円台)
actto BST-02 ブックスタンド (1000円台)
※acttoとレイメイは、この本に関してはページ押さえが本文をかなり邪魔してしまうのでNGとしていますが、ページ下部の余白が大きめにとられているA5判でしたら問題なく使えると思います。
やや重ためのA4判にあう書見台
東京国立博物館の図録で実験。この項はスタンドの持つページを押さえる機能は無視しての比較です。(その機能を使う前提の比較だと厚手の本はOKがなくなったので)
<OK>
豊岡クラフト 格子書見台 sc05 (定価 7140円)
これは今回試した中だと豊岡クラフト一択でした。大型本を読む人、例えば美術ファンで図録を買ってたまに読む人にはおすすめです。折り畳み可能なので使わない時は収納してもおけます。
なお、厚み2cm強の「IZUMO and YAMATO」で試しました。厚み3.5㎝の「桃山展」の図録もまあなんとか置けました。少し大きめの本によさげです。
豊岡クラフトのこの書見台は下部のページ押さえを使わない時はしまっておけるので、多少厚めの本でも起きやすい仕様になっています。ISSEKIはページ押さえを収納した時の構造上、あまり分厚い本は置けない形状になっていました。
補足)選び方
本の厚さより書見台下部の奥行きが小さいと使いにくいので、使いたい本が決まっている場合は「厚さ何ミリの本まで置けるか?大きさどれくらいの本がおけるか?」を意識して商品ページを確認するとよいと思います。
<まとめ>
3位 とりあえず試してみたい人向き
actto BST-02 ブックスタンド (1000円台)
2位 美術館の図録や写真集など、少し大きめの本で使いたい人向き
豊岡クラフト 格子書見台 sc05 (定価 7140円)
※インテリアとしての外見も求める場合は一番ぴったりだと思います
1位 わりと万能なものが欲しい人向き(新書・文庫も適応するもの多め)
OOWOLF ブックスタンド 書見台 (5000円~6000円前後)
※PCの隣に置いて資料置くには便利。本の位置の高さ調整も可能。
以上、ブックスタンド(書見台)のおすすめのご紹介でした。ノー読書ノーライフの全ての人におすすめしたいアイテムです。