易経の記号は「陰と陽」の2つの組み合わせで成立しています。ところで、これはパスカルの三角形(二項定理)と同じような構造をもっているということです。つまり、易を作った人たちは極めて数理的な世界の理解をしていたのではないか、と空想の翼をふくらませることができます。
易の記号
易の記号は陰と陽の2つです。この2つの組み合わせで世界を表現します。
仮にテキストで書いておくと
1(2^0) 大極
2(2^1) 陰・陽 (両儀)
4(2^2) 太陰・太陽・少陰・少陽 (四象)
8(2^3) 乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤 (八卦)
※八卦を二段に組わせて六十四の卦を得、ここから吉凶を見る。
となります。
易の構造のビジュアル
※ 易の記号は下から上へ積んでいくイメージで読んでみてください
二項定理のビジュアル
さて、次は二項定理関連のビジュアルを見て見ましょう。構造として似ていることは直観的に理解しやすいと思います。
二項定理
二項定理と正規分布
易と二項定理、ビジュアル的にもよく似た構造であることから、興味深い空想ができるのではないでしょうか。