一本歯下駄が面白かったので、下駄的な健康グッズやトレーニンググッズを探してみた

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着物は健康にいいという話がたまにありますが、明治以前のはきものは「確かに足にはいいのでは?」と思うことがあります。天狗さんも御用達の一本歯の下駄を試してみたら面白い体験ができたので、下駄的な和のはきものの周辺にトレーニンググッズや健康アイテムがないかを探してみた覚え書きです。

 

一本歯の下駄

昔の登山靴です。「なぜこれで登山?」と疑問に思う不安定な外見のはきものですが、面で着地する歩き方しかできなくなるので意外によいらしいです。現代ではスポーツ選手のトレーニングなどで使われているようです。

山道を歩くためのトレーニングによいという噂を聞いて試しに平地で実験してみました。そして、一本歯下駄で歩いた時の感覚を使ってトレッキングシューズで山歩きをしてみたらえらく楽になったのでトレーニング用品として優秀なことを実感しました。

実際これで現代の山を歩いたことはまだないのですが、トレーニンググッズとしてだけ使ってもかなり便利なのではないかと思います。

おそらく転ぶ確率は普通の靴より上がるので万人向けに推薦しにくい品物ではありますが、山歩きやハイキングなどの習慣がある人にはぜひ一度試してみてほしいです。

からだ全体を整える ★★★
筋トレ的要素    ー
オシャレ的要素   ★★

しあわせの足半(あしなか)

「足半」という昔の履物をキーワードにSNSを検索してみたら手作りで足中風の布草履を作っている人を見つけました。明治以前の足半という草履とおなじような構造のものに見えます。

実際のものは試していませんが、普段使いのサポーターとしては優秀な効果を発揮する可能性があると思います。たまに作家さん的な人から直接ものを買うというのは面白い体験になるかもしれません。

からだ全体を整える ★★★
筋トレ的要素    ー
オシャレ的要素   ー

ところで足半(あしなか)ってなに?

足半(あしなか)というのは鎌倉期から武家が用いていた戦場履きで、半分サイズの草履のイメージです。すべりどめになって「ふんばりやすい、動きやすい」ので武士たちに重宝されていたようです。ハーフサイズ草履なのでかかとはもちろん地面につきます。江戸時代以降は武士以外も用いるようになったようです。

意外と有名アイテムなのか、アマゾンでも室内履き用途の足半(あしなか)があれこれありました。

https://amzn.to/3esDYCU

鎌倉武士たちが使っていた足半は屋外用ですが、室内履きとしてアレンジされた現代版のものを使う場合はフローリングに傷がつかないかなどは慎重に確かめたほうが安心だと思います。

 

こたび

足袋屋さんが開発したサポーターと呼べそうなオシャレアイテム。実際使ってみたのですが、足のサポーターとしても優秀な方ではないかと思いました。スポーツ用のサポーターと違って伸縮性のない素材のようなのでサイズは丁寧に選んだほうが良いかもしれません。

もちろんサポーター用途なら単に足にテーピングをすれば同じようなことは効率よくできると思います。が、ファッション用途を兼用できるこういう商品は日常で使いやすいので便利だと思います。主に女性向けデザインのものが並んでいましたが、よく見ると男物として違和感がないものも少しありました。

からだ全体を整える ★★★
筋トレ的要素    ー
オシャレ要素    ★★★★

追記

この辺のアイテムを見ていると「かかと重心?つま先重心?どっちがいいの?」「かかと着地?つま先着地?どっちが正解?」みたいな話題も少し興味が出てきます。ただ、山地と平地、ファッションショーとスポーツ、色んな要件で最適な歩き方は変わると思うので「特にどれが正解というものがないテーマなのでは」という疑いはあります。

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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