神頼みという発想はよく誤解されますが、イスラムのこんなジョークは本質をついていると思います。
ジョーク
あるところに信心深い少年がいました。
少年が溺れそうになったときのことです。
消防士が助けにやってきたところ、少年は【神様が助けてくれるから】と助けを断りました。
モーターボートにのった人達が助けにやってきたところ、【神様が助けてくれるから】と断りました。
ヘリコプターが助けにやってきたところ、【神様が助けてくれるから】と断りました。
そして、少年は天に召されました。
天国で神様と対面した少年は文句を言いました。
【なんであんなにお祈りしたのに助けてくれなかったのさ】
アッラー(神様)の答えていわく
【あんなに何回も助けを送ったのに何で受け取らなかったんだよ】
解説
神様目線で言うなら、有限の人間ごときが神様の無限の智恵を小さく解釈するから、こういうジョークがおきるわけです。
人間目線で言うなら、普通の手段があるのにあえて奇蹟をおこさないと突破できないルートを選ばなくてもいいのに、という話になります。