このシリーズは、自分の内側から元気がわいてくる自家発電タイプの人間を目指そうというシリーズです。小さなストレスを減らすことで、元気エネルギーは増幅していきます。
人間は意外に自分が嫌なことを忘れている
嫌なことは嫌と言うことが重要という話があるのですが、人間は慣れていく生き物なので、本当は嫌なことを忘れてしまっていることがままあります。
例えば都心で朝7時台や夜7時台に電車にのると、アホみたいに混んでいる電車にのることになります。これは、誰でも嫌なものだと思います。満員電車に毎日乗ることが至福の喜び、という人は、変質者を別にするとおそらく100万人に1人くらいの割合でしかいないと思います。ただ、通勤通学で日々乗っている人はドンドンなれてきてしまうわけです。
肩こり・腰痛なども同じで、本来はそんなものはないのが健康なのですが毎日のことだと段々と慣れてきてしまいます。そして、あるのが当たり前になってくると、肩こりで苦しんでいたことを忘れてしまうことすらあります。
まず、小さなストレスを一つ減らそう
こういう場合、小さなストレスを減らすという意識がコツになります。たとえば、7時台の電車が混むなら6時台か9時台にずらす、ということをするわけです。そうしてすいている電車にのってはじめて、「あ。混んでる電車は嫌なものだったんだ」ということがはっきり見えてくるわけです。
友達選びも小さなストレスを減らすためには重要です。これも「(自分的に)どうでもいい友達からの誘いは気軽に拒否する」といった小さなストレスを減らす対応が大事になります。返事がめんどうなら、返事をしないというのももちろん選択肢に入ります。
付き合う相手は価値の共有ができる相手を
ちょっと嫌だなという相手と無理をして付き合う。業務や生活の上で必要な時は仕方がありませんし、「嫌だけど興味もある相手」なら頑張ってみる価値はあると思います。が、そうでないなら無理して付き合うというのは健康的ではありません。友達は自分の基準で選ぶ、というのが大切になります。
例えば、「目に見えないものの価値(アートとか思想とかサービスとか空間とか・・・)」を認める人と付き合いたいなら、そういうものには全くお金を使わない人とは付き合わないというのが現実的な友達の選び方になります。誰とでも仲良くしなさいというのは、学校のクラスなどの集団行動の統制の都合上の話であって、本当に誰とでも仲良くなってしまうというのは特殊な素質を持った人にしかできないスキルです。普通の人は、一部の人とだけ仲良くなるのが普通なのです。
友だちづきあいの小さなストレスというのは、主に重要な価値の基準が違うところからおきます。
価値のレベルで共感を共有できない相手とは、あまり距離感が近い付き合いをせずにおくことが重要で、そこを強引に距離感を縮めようとすると「全く、話が通じない」というストレスがどんどん貯まることになります。
追記
このシリーズは会員向けメルマガバックナンバーのアレンジです