これはやる作業を決まったテンプレートにしてしまうことで実現できます。エッセイとか小説とかの「つれづれなるままに」書く文章ではなく、600字~800字程度のシンプルな情報を伝える文章の場合です。
テンプレート(型)を確認
1.ネタを決める<3分>
2.テンプレートな構造で書く<10分>
3.校正 ワープロソフトなどでさくっと校正<2分>
4.写真収集&リサイズ<5分>
5.アップロード<10分>
例えば、私の場合は短い記事はこんな感じで書いています。こうしてみると、ブログなどの記事を書く場合に意外と「書く」以外の作業でたくさん時間がかかっていることが分かります。以下、詳細解説です。
1.ネタを決める <3分>
3分で書くネタを決めます。ここで3分でやれるのは、普段からなんとなくストックしてあるネタから選ぶことが前提だからです。0から考えるなら1時間くらい使ってもいい部分です。
ただ、「情報発信したい!」人の場合、なにかしら「好きなテーマ」や「自分的な問題意識」や「こんな雰囲気が好きなの!」的なものは何か持っていると思います。
その中から、初対面の人で知識のない人に向けて書くとしたら、などと誰に向けて書くかを少しだけずらしてみると、ネタはいくらでも出てきます。5分で書けるネタがない、と感じた時は「誰に向けて何を書くのか?」の設定を少し変えてみてください。
2.テンプレートな構造で書く <10分>
書く時の考え方は、テンプレートにそって書いていくような書き方をすると楽ができます。
自分的に使いやすい「文章の型」を決めてしまってください。
よくあるWEBマガジン的な書き方をするのなら、いわゆる逆三角形(結論→本論→まとめ)的な書き方がおすすめです。「本論」の中身は(イイタイコト+具体例や例え話)という構成が王道です。
自分がオモシロイと感じたサイトの文章構成を、丸ごと真似して書く経験をしてみるとよいと思います。
文体も今時なブロガーのように「会話の雰囲気」で書くのか、カジュアルだけど文章語な雰囲気で書くのか、いっそ論文的な「である体」で書くのか、カジュアルで行くのかフォーマルでいくのかをとりあえず決めてしまって固定することです。
なお、書く時はテキストエディタ(メモ帳とかワードとかMiとか・・・)でPC上でまず書くのが基本です。いきなりブログ画面で書くと、消えた時にショックです。
3.ワープロソフトなどでさくっと校正 <2分>
最低限の誤字脱字チェックとしてソフトの校正機能を使います。私のPCの場合は、ワードに校閲機能があるのでそれをよく使っています。
ブログなどの一般公開する前提の文章の場合は、WEB上にも無料で機械的に校正してくれるサービスがたくさんあるので探してみてください。
校正サービスサイト>> http://enno.jp/
ここは品質に凝っても意味がない部分なので、なるべく短時間で終わらせましょう。
4.写真集め <5分>
写真を探して、ブログ用のサイズにリサイズします。写真集めは、凝りだすとエンドレスに時間がかかります。制限時間をきって2分で探す、くらいの勢いで探す習慣をつけることが大事です。文章がメインのブログの場合、写真はさしみのツマのようなものです。「適当なイメージ写真でよし」としないと、写真を探すだけで数時間から数日が消費されてしまいます。
おすすめは、サイズと「よくあさる素材サイト」を数個程度に固定してしまうことです。時間を節約したい人は、有料の素材サイトを利用するのが時短の方法としては一番手堅い所になります。
使う写真のサイズは完全に固定してしまうと時間がかからなくなります。
基本的に横幅800pxのアイキャッチを使う、などなどサイズを固定してしまうとよいです。
写真リサイズはPhotoshopなどの専門ソフトのほうがサクサクできますが、Gimpのようにフリーソフトなのに非常に優秀なソフトもあります。photoshopを買いたくない人は、一度試してみることをオススメします。
>>gimp の使い方サイト http://synclogue-navi.com/category/gimp
5.アップロード <10分>
サイトにアップして実際に写真を入れた時に違和感があれば整形します。校正2回目って感じになるので、意外にここで時間がかかります。写真を入れてみたら文章の流れが変わるので書き換えたくなる、といった予想外のイベントがおきることがあります。最終工程は書く時間と同じくらいには余裕をみておきましょう。
まとめ
こんな感じで、やることを整理してカタ(型)を作ってしまえば、600字~800字くらいのカンタンな記事なら30分で書き終わってアップすることができるようになります。思考は3分、書く作業は10分、その他作業17分、といったところです。
別にブログ記事に限りませんが、「テンプレートや型を作る」というのはイージーモードで楽をして生活したい人にとっては、高いお金を払ってでも学ぶ価値がある発想です。一度習得すれば、いろんな仕事に使いまわすことができます。